プロフィール PROFILE

はじめに

高校入学直後に祖父が亡くなり、それが医師を目指すきっかけとなりました。その当時、祖父に対して何もできない自分がとても無力に感じたものです。それまで夢中で取り組んでいたサッカーを辞めて、医学部を目指して勉強に打ち込みました。目標に向かって一直線に突き進む性格は、昔も今も変わっていないことかもしれません。

リウマチを専門にしようと決めたのは医学部卒業後の研修医時代です。リウマチ科に20代女性の患者さんがいらっしゃいました。彼女の手指は急速に変形が進んでいる状態で、鞄から何かを取り出すことさえ苦労している状態でした。その頃リウマチは、まだ難病と考えられている時代です。彼女の今後の人生を想像し、恋愛や結婚、出産などをどのように乗り越えていくのだろうと、いたたまれない気持ちになりました。リウマチという病気がライフステージに大きく影響する病気であると実感し、リウマチ患者さんを痛みや苦しみから救いたい、少しでも普段通りの生活を取り戻してあげたいと思い、リウマチ専門医になることを決めました。

東京医科大学病院第三内科(リウマチ・膠原病科)に7年間勤務した後に、膠原病・リウマチ性疾患の世界的権威である田中良哉先生の元で勉強したいと熱望し、産業医科大学医学部第一内科学講座へ入局しました。その後、患者さんに一番近い場所で少しでも不安を取り除きたいと思い、クリニック開院に至ります。
クリニックで何よりも重視していることは「患者さんに安心して帰っていただくこと」です。そのために「患者さんを自分の大切な家族・愛する人だと思って診る・対応する」ことをスタッフ一人ひとりが実践しています。開院して1年半が経ちますが、正直10年以上経っているような気持ちです。それ位、密度の濃い時間を過ごせているのですから幸せなことです。これからもっとスピード感を上げていくつもりです。

略歴
東京医科大学医学部医学科卒業 / 東京医科大学病院第三内科(リウマチ・膠原病科) / 産業医科大学医学部第一内科学講座
資格
日本リウマチ学会専門医・評議員 / 日本内科学会認定医 / 日本総合内科専門医 / 日本医師会認定産業医
所属学会
日本内科学会 / 日本リウマチ学会 / 日本免疫学会 / 日本感染症学会 / 日本臨床免疫学会 / 日本臨床リウマチ学会 / 日本炎症・再生医学会 / 日本骨代謝学会
所属団体
日本医師会 / リウマチ友の会特別会員 / 東京都医師会 / 武蔵野市医師会
賞罰
第37回日本臨床免疫学会総会優秀ポスター賞 / 第54回日本リウマチ学会学術集会国際ワークショップ賞