リウマチ治療の信念
数十年前まで、リウマチは「不治の病」と考えられていた病気でした。しかし2003年に新たな治療薬“生物学的製剤”が登場し、これまで根治が難しいと考えられていたリウマチ治療に劇的な変化(パラダイムシフト)が起きました。今では、8種類の生物学的製剤があり、適切な治療を行うことによって寛解(病状が落ち着き日常生活に支障がない状態)を目指せる病気になっています。
生物学的製剤の登場から10年以上経っています。これを「10年しか経っていない」と考えますか?私は「10年以上も経っている」のに未だに痛みや関節の変形に苦しんでいる患者さんが非常に多いと感じています。多くの患者さんに正しいリウマチの知識を知っていただくことが治療の第一歩であると考え、患者さんにとって一番身近なホームページを用いてリウマチの啓発活動にも積極的に取り組んでいます。リウマチ治療によって病気になる前と同じような生活を送れるということを一人でも多くの方に知ってほしいのです。
「リウマチによって、やりたいことをあきらめないでほしい」と強く願ってやみません。だから私は診察室で聞くのです「病気がよくなったら何をしたいですか?」と。私の目の前にいる患者さんは、患者さんである前に一人の人であり、リウマチ治療は患者さんの生活・人生をより豊かにしていただくための1つの方法です。リウマチ患者さんが治療を行うことでイキイキと生活する手助けができればこの上ない幸せです。
Until a few decades ago, rheumatism used to be considered an “incurable disease.” This all changed in 2003 when a new therapeutic drug known as “biological” appeared and created a paradigm shift. Until then complete cure was thought to be difficult to achieve for rheumatism but now there are eight different biologicals available. Appropriate treatment using these drugs may well result in remission, where the disease’s conditions settle down and the patient can lead a normal life without much disruption. Rheumatism is now a disease that can be tackled.
More than ten years have passed since the first biological drug became available. Would you say “It’s only been ten years”? I would say “It’s more than ten years” but an extremely large number of patients are still suffering from pain and deformed joints. I believe that the first step in treating the disease is to get many more patients to understand the disease properly. This is why I am proactive in publicizing information about rheumatism using the internet, which is probably the source of information that is easiest for patients to access. I want as many people as possible to know that receiving treatment for rheumatism means that they can lead life in the same way as they did before they contracted the disease.
“Rheumatism should not make you give up what you want to do” is my strong message and desire. This is why I ask patients in my consulting room, “When you are better, what do you want to do?” The patient in front of me is a person, an individual, and not just a patient. The treatment for rheumatism I offer is a method of enriching my patient’s everyday life and life in general. I would like to help patients with rheumatism to live an active and meaningful life. If I can do this, I would be the happiest physician on earth.
新着情報
- 2018年04月11日
- BS11「新・日本の夜明け」にて関節破壊ゼロを目指した関節リウマチに対する啓発活動を取材頂きました。
詳しくはこちらから - 2018年01月18日
- 健康応援セミナー(夕刊フジ主催)にてお話させて頂きました。
詳しくはこちらから - 2017年11月16日
- 産経新聞夕刊フジより、関節リウマチについて取材して頂きました。
詳しくはこちらから - 2017年07月31日
- ラジオニッポン放送「我那覇美奈のほっこりトーク」にて関節リウマチのお話をさせて頂きました。
詳しくはこちらから - 2017年06月20日
- 三浦理恵子さんがナレータを務められる東京MX(9ch) "シゴト手帖"で、これまでのリウマチ診療・啓発に対する取り組みが紹介されました。
詳しくはこちらから - 2017年06月05日
- 3年連続にてジャパンタイムズ紙“100 Next-Era Leadears in Asia 2017-2018”に選出されました。
詳しくはこちらから - 2017年05月31日
- 「頼れるドクター多摩・武蔵野・八王子2017-2018年版」の取材を受けました。
詳しくはこちらから - 2017年05月25日
- 週刊新潮『注目の名医スペシャルインタビュー』にてお話させて頂きました。
詳しくはこちらから - 2017年04月24日
- The Japan times(ジャパンタイムス誌)『The Future』にてお話させて頂きました。
詳しくはこちらから - 2017年04月24日
- 「明日の診療を支える信頼のドクター」の取材を受けました。
詳しくはこちらから - 2017年03月31日
- 本日、The Japan Times紙(ジャパンタイムズ紙)より『future』という取材を受けました。
詳しくはこちらから - 2017年02月10日
- 2017年1月28日"産経リビングむさしの"より取材を頂きました。
詳しくはこちらから - 2017年01月25日
- 1月19日(木)pm12:00~お昼の情報生番組『ひるキュン!』東京MX(メインMC:田中みな実さん)で、『ドクターMX:関節リウマチの正しい知識』について、お話させて頂きました。
詳しくはこちらから - 2017年01月18日
- サッカー日本代表ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が表紙を飾る雑誌クオリタス"一流の時間の使い方"で取材を受けました。
詳しくはこちらから - 2016年10月19日
- ホームページをオープンしました。
講演・セミナー
湯川宗之助が出演・参加しました講演・セミナーの日程や会場などの情報をお知らせします。患者様やご家族様、医療従事者向けにリウマチや膠原病、地域医療連携などについて講演・セミナーをしておりますのでお気軽にご参加ください。